2017年10月28日土曜日

深まりゆく秋

10月28日(雨)

成海神社の祭礼から凡そ3週間が経ちました。

既報の通り、
今年の祭礼は新しいメンバーの子供たちが大活躍してくれました。
大役が終わって、のんびり~・・と思っていたら
何ともう一人、女の子のKちゃんが加わって合計7名に。
益々賑やかになった神楽会は、皆な元気で毎週一回の練習ガンバってます。
と云うわけで、
その分、お兄さん先生の指導にも尚一層力が入っているようです。
こっちのチームは笛の特訓中~
神楽会には、締め太鼓が3張しかありません。
不足分を補う代用品(↓)は、板にゴム張り・・これは父兄のアイデア。
深まりゆく秋の夜、城之下公会堂では時ならぬ「祭囃子」が賑やかに響きわたっていました。
新しく加わってくれたKちゃん、ゆっ~くり・・楽しみながら練習してってくださいね。

2017年10月9日月曜日

成海神社例大祭

10月7日(土)曇り。

昨年と一昨年、2年続けて祭礼の朝は雨模様だった。
とに角、一番の心配の種は天気のこと。
と云うのも、
総勢70名前後の昼食や夕食などの手配に、ひと苦労をさせられてしまうから。
今回、その心配は皆無・・祭礼日和に恵まれました。

明日(日)と後片付け(月)の天気図。
(↓)高気圧にすっぽり。
 朝8時、祭礼準備は氏神さんを町内に迎える梵天立てから始まった。
4寸角の檜柱に、真新しい藁縄で梵天青竹を固定する作業。 
公会堂では、世話方の皆さんが梶方の装束を揃える。 
 中には繕いを要する半纏もあり・・どこからか針箱のお出ましも。
 人形の着付けは、年期を要する専門職!?・・で、若い人たちに引き継がれていく。
町内のカラクリは山車の上下に二体。前日に着付けを済ませる習わしになっている。 
 成海神社正殿にて、前夜祭が厳かに執り行われた。
成海神社の縁起は1330年前に遡る・・と。宮司から祭事・神事のその由緒も伺った。
あらためて、
その伝統を受け継いでいく一大事に、及ばずながら身の引き締まる思いであった。

10月8日(日)晴れ。

祭礼当日は予報通りの快晴。
朝一番、山車蔵から一年ぶりに姿を現した城之下山車(おくるま)
 梶方の手によって大幕が張られると、早速、囃子方の稽古の笛の音が響いてきた。
 秋の晴天は清々しいですね。青空のもと、すっかり準備が整いました。
 出発前の腹ごしらえ・・順次昼食を頂いた。
町内の近くに成海神社の境外天神社(御旅所)がある。
例年、出発前に囃子方と梶方が祭り斎行の安全祈願を行う。 
 出発前、みんな揃って・・記念撮影。
囃子方の面々。
浴衣姿の先輩の前で、揃いのTシャツは神楽会新入生の子どもたち。
 今年春から稽古を重ね、あっと驚く「デビュー」を果たした。
 “子ども菓子”の一部を、今回初めて(テストケースとして)出発前に進呈することに。
(夜間曳行終了時にも、例年通り配布)
午後0時45分、成海神社に向けて予定通り出発しました。 
 安全曳行の願いを込めて、13名の山車方(警備要員)がお車に付き添って・・
 途中、他所町内の年行事前を通過の際、囃子方が「神楽奉納」を行う。
暫く旧東海道を進む。七間町囃子が山車の道行きを軽やかにします。 
 電線の多い個所や曲がり角は、車上方が殊のほか気を遣う。
 数トンの山車を操るのは、12名の梶方。
 何を眺めているんだろ・・!?ほのぼの風景。
古事に因んだ神事、御船流しの行列。
神役として、町内からも毎年一名が参列。この神事には城之下神楽会も参加する。
お車が「留守」の間に、蔵内の車輪ガイドのペイントを3年ぶりに更新した。 
町内会のたいへん元気な“後期高齢者”の皆さん。 
 御船流しの「御神札」
なるみ浦から火高地(大高)へ日本武尊が舟で渡った神話に因む、とのこと。
(これをGETするのは至難の業、の筈だけどスゴイ!です)
 夜、提灯の曳行では、町内会前道路上で勇壮な回転がある。
祭りのハイライトのため、当然、多くの観客が集まる場所。で、その安全確保が必要。

町内会が、警備用の「ロープとシグナル灯」の現場管理を任されることとなった。
用具受け渡し場所を確保し、照明点灯準備万端整えたものの・・
 残念ながら、下図の手順書は全くその用をなさない結果となった。
その原因は、ロープを伸長する過程で観客が「思わず掴んでしまう」ことによって
予定通りの展開が不能となってしまうこと。
(その他の要因もあり改善策要検討)
今年の祭りはPM8時半、山車蔵帰着にて無事終了を迎えた。

10月9日(月)晴れ。

役員と班長さんが集合し、祭りのあと片付け(山おろし)
昨夜、終了時に大急ぎで提灯だけ取り外して、お車を収納した。

今朝は大幕を慎重に降ろし、付着した清め塩などを掃う。
ベロベロ人形も降ろされた。 
 大幕の錦糸刺繍を痛めてはならない。注意を払い収納する。
 ここで再び蔵前に曳きだして・・
曳行時、清めの塩撒きで車上のあちこちに付着した塩。
専用の清掃道具で振り落とす・・と、何とこれ紛れもない塩。で、その量に驚く。
ひと通りの作業を終えて、反省会を兼ねた昼食会を開催しました。

伝統を護り受け継ぐことの「大事」を知る「年間一大行事」
それは又、「温故知新」の機会でもあり。
今年の祭礼、無事に終了しました。
皆さん、お疲れさまでした。

2017年10月1日日曜日

祭礼まで一週間

10月1日(日)晴れ。

祭礼まで一週間に迫ってきました。
この頃、一番気になるのが当日の天候です。
過去2年続けて、祭礼当日の怪しい天候が続きました。そんな分けですから
今年こそは・・と、
きょうの様な上天気に恵まれることを祈るばかりです。

毎週土曜日の夜、
お囃子稽古が続いています。又、明日から祭礼まで毎晩の集中練習が始まるようです。
と云うことで、
新入生と先生役のお兄さんの気迫にも、更に熱がこもってきています。

主な祭礼必需品の調達も概ね完了。
あと一週間かけて、昼と夜の弁当予約や様々用品の購入を祭事方で進めていきます。

平成29年、城之下の山車(おくるま)の曳行表は下図の通り。
(昼の曳行図)
 (夜の曳行図)
夜、提灯を点けての曳行は幻想的なものがあります。

そして今日午前・・祭礼準備の一環として、
役員有志が力を合わせ、町曳き街路の清掃作業を行いました。
これは土木局の仕事かも知れませんが・・
一年一度の山車の花道を奇麗にしよう・・っと、皆で頑張りました。
 思ったより多かった雑草、伸びすぎの枝もちょこちょこっと整えて。
最後に袋詰めと掃き掃除、45L袋8杯分ありました。

今年から、
町内出発の時刻にも「こども菓子」の贈呈を行うことになりました。
(夜間曳行終了時にも今まで通り配布します)
たくさんの子供たちに“城之下山車”を曳いてもらいたいですね。